経済 飛行機マイル

成田空港 「第3滑走路」増設ヘ 予想配置図

成田空港の機能強化策

現在の空港の南東に新C滑走路3,500mを新設し、現在のB滑走路2,500mを北側に1,000m延伸し3,500mとする。これにより、成田空港の発着枠は現在の30万回から50万回に増加する。

さらに、夜間の運用時間を延長する。現在の運用時間「午前6時~午後11時」を「午前5時~午前1時(深夜)」に3時間延長する。

naa-now

国土交通省の航空写真に当ブログのC滑走路予想図(白色)を合成

新C滑走路3,500mを「芝山町多古町」に建設する案が最有力とされる。B滑走路の延長線から東に300mずらして建設予定。

第3滑走路の必要性

成田空港には現在A滑走路4,000m、B滑走路2,500mの2本の滑走路がある。

しかし、朝夕のラッシュ時には、発着枠が不足し、上空での着陸待ち、地上ので離陸待ちが発生している。

このため、ピーク時間帯に対応するため第三滑走路の建設が計画されている。

羽田空港の5本目の滑走路は建設費9,000億円と予想される。しかし、成田空港の第三滑走路なら1,000億円~1,200億円で建設可能とされ、羽田+成田の合計の発着枠拡大という観点から成田空港に第三滑走路建設する方が費用対効果が高いとされる。

B滑走路延長と第三滑走路の計画概要

現在のB滑走路2,500mを北側ニ1,000m延伸し3,500mとしたうえで、さらに第三滑走路を建設する案が有力。

第三滑走路の計画は3案ある。

1案 B滑走路南側に3,500mの滑走路(芝山町、多古町)を建設する案で、最有力とされる。B滑走路の延長線から東に300mずらして建設予定
2案 B滑走路東側に平行してオープンパラレル2,700mの滑走路を建設
3案 B滑走路東側に平行してクロースパラレル2,700mの滑走路を建設

現在のところ1案の新C滑走路3,500m案が有力とされる。

新C滑走路(1案)3,500mの運用

新C滑走路3,500mはB滑走路と東西方向の間隔が短いためセミオープンパラレルで運用される。具体的にはB滑走路2,500mの延長線から東に300mずらす、この300mのずれ(スタガー)により、B滑走路と独立して運用できるメリットがある。

 

naa3s

南側から新C滑走路に着陸する飛行機がある場合、B滑走路からは、C滑走路の着陸機と独立して北側に離陸できる。

naa3%ef%bd%8e

逆に、北側からB滑走路に着陸する飛行機がある場合、新C滑走路はB滑走路の着陸機と独立して南側に離陸できる。

スポンサーリンク




第三滑走路3,500m増設の効果

現在、成田空港の発着回数の上限は年間30万回だが、2020年までに管制を高度化し年間4万回増加させ34万回にする予定。さらに、第三滑走路3,500mを増設することで年間16万回増加させることができる。

つまり、第三滑走路増設により、2020年以降、年間50万回になる。また買収する土地の面積は「1案」の場合約127ヘクタールと予想される。

現在、成田空港の敷地面積は貨物施設や給油施設などの付帯施設も含め1,400ヘクタールだが、第三滑走路建設により、2,000ヘクタール(付帯施設も含め)に拡大する見通し。

第三滑走路の長さは?

まず、欧米便(747-400)であれば離陸3,400m、着陸2,600mが必要。

現在、B滑走路が2,500mなので欧米便の大型機(747-400)は通常運用では、B滑走路には着陸しない。

そのため。成田空港の第三滑走路案は、100mの余裕を見て、離陸3,500m、着陸2,700mを想定して計画されていると思われる。

羽田空港との比較

羽田空港(現状) 成田空港(現状) 成田空港(増設後)
滑走路 3,360m×1 4,000m×1 4,000m×1
滑走路 3,000m×1 2,500m×1 3,500m×2
滑走路 2,500m×2
発着回数(年) 44.7万回 30万回 50万回

平行滑走路間隔の基準

滑走路配置 滑走路間隔と運用
ranway2

 

 

クロースパラレル

760m未満

同時発着は不可×

同時出発は不可×

ranway2

 

 

セミオープンパラレル

760m~1,310m未満

同時到着は不可×

同時出発は可○

ranway3

 

 

オープンパラレル

1,310m以上

同時発着は可○

同時出発は可○

出典 国土交通省

ICAO(国際民間航空機関)の規定ではオープンパラレルの間隔は1,525m以上とされる。

当ブログまとめ

第三滑走路はB滑走路を北側に3,500mに延伸したうえで、南側に3,500mで建設する1案が最有力。

・発着枠が年間16万回拡大し全体で50万回を確保できる

・北側着陸の場合、B滑走路での着陸復行がやりやすい

naa-n1

当初2020年の供用予定としていたが、B滑走路の3,500m化を優先する可能性があり、第三滑走路は2020年以降にずれ込む可能性が高い。

羽田空港第5滑走路2030年建設予定

-経済, 飛行機マイル