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京都旅行 知っておくべき京都人の常識 あるある 

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1,200年の歴史を持つ世界的な観光都市「京都」。

京都人は他府県民とは違う独特の常識、習慣を持っている。

「仕出し弁当」がおもてなし

京都では来客があると「仕出し弁当」でおもてなしする。

東京だと「仕出し弁当」は会議用に1,500円~2,000円程度のものが多い。しかし、京都では、3,000円~5,000円の「仕出し弁当」が多い。

京都の有名な老舗料亭も「仕出し弁当屋」が発祥の場合が多い。京都では「仕出し弁当」は高級品である。

京都では素人の家庭料理よりも料理のプロが作った「仕出し弁当」でおもてなしする。

また、家庭料理を出して、味が変わると、「新しい嫁が来た」など、家庭の事情がなんとなく客にわかってしまう。そういう家庭の内情を他人に知らせたくないという心理もある。

「おばんざい」は家庭料理

おばんざいは、残り物を炊き込んだりして再利用した常備菜で、来客にお出しするものではない。

料亭には5分遅れて行く

約束の時間の5~10分前に行くのが日本の一般的常識だが京都では違う。特に料亭などには5分遅れて行くのが京都の常識。

料亭は来客の準備があるので、その余裕をみて、5分程度遅れて行くのが京都流の心使いとされる。

ただビジネスの場合は、5~10分前に行く。

割烹では次の客が来るまでいる

カウンター割烹の店が京都には多い。自分の他に客がいない場合、自分が帰ると店がガラガラになって印象が悪い。

そんなときは次の客が来るまで、カウンターにいるのが客としての常識・マナー。

逆に、店が混雑して、客が待っているときは、早めに帰るのが客としてのマナー。

「おこしやす」と「おいでやす」の違いは?

京都ではお客様に対して、「いらっしゃいませ」の意味で、「おこしやす」と「おいでやす」を使う。

「お越しやす」は「山を越えてわざわざ来てくださったお客様」という意味で、「おいでやす」は一見客に使われる。

この使い分けは、店の内部向けの「隠語」で、料亭などでは、厨房に「ご予約のお客様が来店された」ことを伝える。店では、常連客の好みを把握しているので、この言葉を合図に、厨房では料理を出すタイミングを逆算して料理をする。極めて合理的な使い分け。

「おいでやす」は一見客に言う言葉だからと言って、決して、一見客を軽く見ているのではない。

ところで、「山を越えてわざわざ来てくださったお客様」は誰なのか?それは京都の古い寺院を見ればわかる。京都の寺院の中には「塔頭寺院」言って、寺の中に、寺がある。この塔頭寺院は地方の大名が寄進したもので、上洛(京都に来たとき)に塔頭寺院に宿泊したのだ。

「山を越えた来てくれた客」とは、地方の大名のことだったと考えられる。

クレジットカードが使えない飲食店や料亭が多い

京都のデパート、ホテルではクレジットカードは利用できる。しかし、個人商店、小料理屋などはクレジットカードが使えないことが多い。

また、ランチはクレジットカード不可で、ディナーしかクレジットカードが使えないことも多い。

舞妓さんの半分は京都人ではない

舞妓さんは2014年で約65人、そのうち半数以上は京都府以外の出身者。最近は観光客が舞妓変身していることも多い。

エスカレータは左立?右立?

前の人が右なら右に立つ。前の人が左なら左に立つ。

前の人と同じ側に立つのが京都流。一般にJR地下鉄は「左立」が多く、阪急電車は「右立」が多い。

これは、JR地下鉄に関西以外の観光客が多く、阪急電車には関西圏の観光客が多いからだ。

京都人には見えない境界線が見える

京町屋では、道路に京都人にしか見えない境界線がある。自宅の前の道路を掃除をするときも「見えない」分担線が決まっている。

他人の家の前の道路まで掃除することは京都では禁止。しかし、この境界線の2~3cm隣側まで掃除しないといけない。

実は京都人はパン好き

実は、京都人の家庭の食事は質素だ。朝など時間のかからないパンが主流だ。

東京に下る

京都人はいまだに「京都が都」という意識があり、東京に行くことを「上京」とは言わない。中には「東京に下る」という言い方をする人がいる。一般的には「東京に行く」という。

老舗と言えるのは400年から

京都では応仁の乱(1467年)が大きな時代の節目になっている。老舗とは、応仁の乱くらいからの歴史がないと老舗とは言わない。

テレビで東京の店が「創業60年の老舗」と自己紹介しているのを見て、京都人は大爆笑する。

「お子さんは、元気な方がいい」と言われたら?

京都人に「お子さんは、元気でよろしおすなあ」(子供が元気があっていい)と言われたら、「ありがとうございます」と返事してはいけない。

京都人の本音は「子供がうるさい」という意味。

「ピアノがお上手ですね」と言われたら?

京都人に「ピアノがお上手ですね」と言われたら、本気にしてはいけない。

京都人の本音は「ピアノがうるさい」ということです。

10代住んではじめて「京都人」

明治初期京都の人口は10~20万人で現在は150万人。10代住んではじめて「京都人」なら、現在の京都人の半数以上は「京都人」ではない。

しかし、「3代住んで江戸っ子」なら「10代住んで京都人」でないと京都人のプライドが許さない。

洛中洛外

洛中は京都の中心、洛外は京都の外れという意味。

平安時代には自動車も鉄道もなかったので、人々は牛車か徒歩で移動していた。したがって1日で行ける範囲は片道10km程度だった。

嵐山や嵯峨野は京都の中心部から離れた、1泊旅行で行くような「別荘地」あるいは「田舎」だった。

今でも街の中心に住む「洛中京都人」にとっては、嵐山や嵯峨野は1泊するような田舎であって、実際、嵐山や嵯峨野の料理は味が濃い田舎料理と思っている。

また、「洛中京都人」から見れば、伏見区や宇治市出身の芸能人が「京都人」というのを見て違和感を感じる。

京都の老舗には「場違いの部屋」がある

京都の老舗には客を追い返す「場違いの部屋」がある。何が場違いかと言うと「梅に鶯(うぐいす)」が正解だが、「桜に鶯(うぐいす)」の襖絵の部屋があるのだ。

しかも、数百万円の立派な襖絵で、なにも知らないと立派な部屋に通されて厚遇を受けたと客は思う。

しかし、「場違いの部屋」に通されたら1時間経っても老舗の主人はでてこない。つまり、「場違いな部屋」に通されたのは「場違いな客」という意味なのだ。

もし「場違いの部屋」に通されたら適当に理由をつけて引き上げるしかない。

京都のお店でいい待遇を受ける方法

京都にはよく行くが、普通の観光客としか見られていないようで、京都風のそれなり接客しか受けたことがない。

ところが、京都漆器の老舗「象彦」で買い物して、「象彦」の紙袋をもって、京都の町をうろうろしていると、ものすごく接客がいい。

京都の店員は、客のそういうところを見ている。

まとめ

京都では「本音」と「建て前」を使い分けるのは当然。「裏表」があって当然。

表面は上品でありながら、言いたいことを相手に言えてはじめて京都人と言える。

他府県の人は京都人のこういう性格をネガティブに考える人がいる。しかし、京都人から見れば、そういう人は京都慣れしてない田舎者(京都人からすれば、東京人も田舎者)だ。

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