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ANA(全日空) エアバス「A380」 3機購入 ハワイ路線に就航

ANA(全日空)

ANA(全日空)はエアバスの超大型機A380を3機購入すると正式発表した。2019年の春に東京~ホノルル(ハワイ・オアフ島)路線に就航する予定。

購入金額(カタログ価格)は3機で1,500億円と言われる。

2019年春、東京~ハワイ(ホノルル)路線に就航予定

現在、ANAは成田~ホノルル路線2便、羽田~ホノルル路線1便の合計3往復で運航している。

路線 機材 便数
成田~ホノルル 767-300(202座席) 2往復
羽田~ホノルル 767-300(202座席) 1往復

ANAのホノルル路線は、1日3往復の合計座席数は1,212座席となっている。

A380は3クラス制で525座席なので現状の767-300による3往復はA380の2往復(2,100座席)で代替できる。

また、A380で3往復するなら、525座席が3往復で3,150座席(片道1,575座席)となり、大幅に座席数が増加する。

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羽田空港の昼間時間帯(午前6~午後11)にはA380は就航できない

A380は後方乱流が大きく、飛行機の離陸着陸間隔を広くとる必要がある。羽田空港の昼間時間帯は非常に混雑しているので、A380が就航すると、全体の便数を削減しないといけないため就航できないことになっている。

成田空港は2往復、羽田空港就航は見送りか?

A380は羽田空港の昼間時間帯(午前6時~午後11時)には就航できないので、羽田空港の深夜時間帯(午後11時~午前6時)に就航するしかない。

羽田空港に就航すると予想されたが、機材繰りの関係から羽田空港就航は見送りの公算が強くなった。

A380は午後11時以降でないと羽田空港に着陸できない。ハワイからの到着便が午後11時とすると、折り返しの羽田発の便は午前2~3時となる。午後11時に羽田空港に到着予定だと、30分でも遅れると自宅に帰れない可能性が高い。

午後11時に羽田空港を出発する便であれば会社帰りの客の需要が見込めるが、そのためには、羽田空港にA380を午前6時までに着陸させ、17時間も羽田空港に駐機させなければならない。これでは、経済効率が悪すぎる。

一方、成田空港の運用時間は午前6時~午後11時までだが、朝夕の2往復で就航することは可能だ。

CAは25人搭乗する計画

CA(客室乗務員)の人数は飛行機の座席数50座席に1人配置しないといけない。A380の座席数は525座席を予定しているので、基準ではCAは11人で足りる。しかし、2Fにはファーストクラスの設定をするため、合計25人のCAを乗務させることを検討している。

片道4時間以内の短距離国際線には就航しないだろう

片道4時間以内の短距離国際線にはLCCが参入して、低価格競争になっているのでA380を就航させることはないだろう。

スカイマークは「A380」を6機購入予定だった。

スカイマークがA380を6機購入予定であった。しかし、経営破たんによりキャンセルとなった。ANAがスカイマーク支援企業となったが、それはエアバスの賛成があったとされる。

今回のANAのA380購入もスカイマーク支援企業の選定についてエアバスがANAを支持したことと関係があるのかもしれない。

エアバス A380とは

A380 3クラスで525座席、オールエコノミー座席で800座席

エアバスは「ハブ アンド スポーク」(乗り継ぎ)が主流になると見ていて、A380は巨大ハブ空港間を低コストで大量に運ぶのに適している。

一方、ボーイングは787のような中型機での直行便需要が多いと見ている。どちらが正解なのか?

東京のように、都市圏人口3000万人なら直行便の需要も多い。しかし、欧州の首都は人口200万人程度の都市が多く、世界中に直行便を高頻度で運航するだけの需要はない。結果、欧州は、「ハブ アンド スポーク」が一般的になるだろし、東京やNYのような巨大都市では直行便による多頻度運航が主流になるだろう。

A380の4つのエンジンは、離陸時には推力に余裕があり、双発機777のようにフルパワーでなくても離陸できるらしい。そのため離陸時の騒音範囲はA380の方が小さいという情報もある。

一方で空港周辺の騒音測定ではA380の方が騒音が大きいというデータもある。これは離陸直下の騒音と空港から1km離れた地点での騒音値など騒音の測定場所による違いで結果が異なるのかもしれない。

実はA380は運航コストが他の大型機より20%も安い

1座席当たりの燃費
A380 525座席
747-400 370座席 +20%
747-8I 405座席 +8%
777-300ER 305座席 +12%

A380は低騒音

低騒音 747-400と比較して地上の騒音影響面積が50%減少すると言われる。

A380導入エアライン

エールフランス
エミレーツ航空
エディハド航空
カンタス航空
大韓航空
アシアナ航空
ブリティッシュエアウェイズ
ルフトハンザ航空
シンガポール航空
タイ国際航空
マレーシア航空
中国南方航空

まとめ&補足

従来、ハワイ路線のようなリゾート路線は、ファーストクラス、ビジネスクラスの利用者が少ないためエコノミー中心の座席で機材も古かった。

しかし、JALは東京~ハワイ路線に最新のプレミアムエコノミーを導入し快適性を向上させる。ANAもA380を導入しJALに対抗する形になる。

A380は座席数が多いのでシートレイアウトの自由度が高く、プレミアムエコノミーを大幅に導入することも可能。またA380の離陸はスムーズで777のようなGを感じることはあまりないので快適性が高いなど、利用者にもメリットがある。

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