経済

中央リニア(名古屋~新大阪)の前倒し検討も、問題あり

2016年6月 政府は3兆円の低利融資をJR東海に提供し、リニア新幹線の品川~新大阪間の全線開通目標2045年から2037年に前倒しを検討する。

中央リニア新幹線計画

区間 距離 所要時間 費用 着工 開業予定
品川~名古屋 286km 40分 5兆5000億円 2015年 2027年
名古屋~新大阪 150km 27分 3兆5000億円 2035年 2045年
品川~新大阪 436km 67分 9兆円 2045年

2027年に名古屋まで開通した段階で、資金を蓄えるために、名古屋~新大阪はすぐには着工しない。名古屋開通後の8年後の2035年に名古屋~新大阪間の着工をし2045年に開業予定となっている。

政府の前倒し案とは、名古屋開通後に連続して新大阪まで工事をして全体の開通を2037年に早めるもの。

もっと早められるのではないか?

リニアと言えども、基本的にはトンネルを掘る工事が多い。名古屋~新大阪の地下トンネルを先に工事をすることは可能だ。今からルート決定、設計するなら2020年には十分着工できる。

2027年までにトンネル部分を完成させ、品川~名古屋開業後、に名古屋~新大阪のリニア線路敷設工事をすれば2029年~2030年に新大阪までの全線開通はできるはずだ。

品川~名古屋までのリニアは早いのか?

鉄道の種類 区間 距離 所要時間
山手線 東京~品川 10分
品川駅南北通路 10分
品川駅地下40mまで 10分
リニア待ち時間 5分
リニア 品川~名古屋 286km 40分
名古屋駅地上まで30m 6分
合計 1時間21分
新幹線 東京~名古屋 1時間40分

東京~名古屋間の山手線や乗り換え時間を含めるとリニアを使っても1時間21分となる。これは新幹線よりも約20分速いだけだ。

 リニアの運賃は妥当か?

列車(東京~名古屋区間) 運賃 差額
リニア 11,590円 0円
のぞみ指定席 10,890円 -700円
のぞみ自由席 10,360円 -1,230円
ひかり指定席 10,680円 -910円

東京~名古屋の場合、リニアはのぞみ自由席より片道で1,230円高い。往復だと2,460円高い。

リニアは、山手線から乗り換え、地下40mのリニア地下ホームまで下りたりと歩行時間が長い。それで往復約2,500円高く、所要時間は20分速いだけだ。場合によっては、リニアよりも新幹線の方が楽かもしれない。

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