国際情勢

中国軍、尖閣に3時間上陸できるか?

日中が尖閣で軍事衝突した場合、中国が勝つ確率は1%もない。しかし、尖閣列島は中国大陸からの距離は330kmで、那覇からの420kmよりも近い。

そこに、日本の弱点があり、中国軍が尖閣に上陸し3時間占拠できる可能性がある。

尖閣列島までの距離

中国大陸から最短距離 330km
那覇から 420km
佐世保から 1,000km
呉から 1,300km
浜松から 1,700km
横須賀から 1,900km

中国軍と自衛隊の航空戦力

中国は海軍力が弱く、海上自衛隊にはまったく勝てない。しかし、中国空軍はSu-27などの第4世代戦闘機を多数保有している。

中国の第4世代戦闘機はJ10(約300機)、J11(約260機)、Su-27(76機)Su-30(約100機)の合計約740機とされる。

これに対して航空自衛隊の第4世代戦闘機はF-15(約200機)、F-2(約85機)の合計約285機となる。しかも、F-15のうち約100機はPre-MSIPと言われる前期型で旧式化しているので、航空機の数の比較では自衛隊は不利だ。

ただ、近代戦ではAWACS(早期警戒管制機)の指揮の下で交戦するので、総合的には自衛隊が有利だ。AWACSのレーダー探知距離は約800kmで、尖閣から420km離れた那覇空港上空に配置し、その指示でデータリンクした自衛隊F-15が、中国機のレーダー探知外から空対空ミサイルを発射し撃墜できる。

しかし、AWACS(早期警戒管制機)E-767は那覇空港から1,300km離れた浜松基地に4機配備されている。浜松からスクランブル発進しても那覇基地に到着するのに1時間40分かかる。

那覇空港にも自衛隊の早期警戒機E-2C4機配備されているが、レーダー探知距離は約400kmと短く、尖閣列島から300kmの地点まで近づかないといけない。しかし、その場合E-2Cが中国軍に撃墜される可能性がある。そうなると、戦闘機同士の戦いになり、数の上で中国軍が有利になる。

また、中国も早期警戒機KJ-2000を保有しており、レーダー探知距離距は約400kmでE-2Cと互角と言える。

中国軍の第4世代機約740機のうち、100機が一斉攻撃してくると、那覇空港配備のF-15 40機とE-2C早期警戒機だけでは尖閣上空の航空優勢(制空権)をとれない。

自衛隊の反撃体制が整うのは、浜松からAWACS(早期警戒管制機)E-767が那覇空港に到着する1時間40分後になる。ここに、中国軍が数時間、尖閣を占領できる隙がある。

海軍戦力の比較

中国海軍は日本の自衛隊には全く勝てない。自衛隊のそうりゅう型潜水艦は700~900m潜航でき、そこから89式魚雷で中国軍潜水艦を一方的攻撃できる。

ただ、1隻のそうりゅう型潜水艦は12発~20発の魚雷しか搭載しいない。中国が艦艇100隻で攻撃してきた場合、2~3隻のそうりゅう型潜水艦だけでは、魚雷の数が足りない。

しかも、佐世保から尖閣までは1,000km、呉から尖閣までは1,300kmなので海上自衛隊の潜水艦や護衛艦が尖閣周辺に全面展開するまでには、1日~1日半かかる。

中国軍は3日で全滅

中国軍が艦艇100隻以上、航空機400機以上で尖閣を飽和攻撃してきた場合、自衛隊の反撃体制が整うまでに航空自衛隊2時間海上自衛隊1日~1日半かかる。

平時には、海上自衛隊の潜水艦は尖閣周辺に2~3隻展開していると推定される。中国軍艦が100隻で飽和攻撃してきた場合、日本の潜水艦に搭載している魚雷は最大40~60本程度なので、中国海軍の艦艇100隻を全滅させることはできない。

したがって、中国軍が艦艇50隻撃沈、兵士1万人の犠牲を払う覚悟があれば尖閣に上陸できる可能性はある。

その場合でも、日本の反撃体制が完全に整う2日後には、戦闘が始まり、数時間で中国の軍艦、潜水艦100隻撃沈、戦闘機200機撃墜という結果になる。

まとめ

総合戦力では中国軍の戦力は弱く、中国軍の総兵力の2分の1を尖閣に投入しても、自衛隊は3日で中国軍を全滅できる。

しかし、尖閣を守備する日本の潜水艦は通常2~3隻と推定されるので、中国海軍100隻、中国空軍400機で飽和攻撃してきたなら、数時間の尖閣上陸は可能だ。

日本の航空自衛隊がE-767を那覇基地に配備し、尖閣周辺に潜水艦を5隻以上配備すると中国軍は尖閣に上陸すらできなくなる。

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