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小池百合子氏、おおさか維新の会と合流し、第3政党設立か?

2016年の都知事選で小池百合子氏が当選した。一方、自民党と公明党の支持を受けた増田氏と、民進党と共産党の支持を受けた鳥越氏も落選した。都民の間で既存政党への不信感が投票行動に現れた選挙だったと言える。

一般都民は、自民党と公明党は利権団体と癒着しており、民進党や共産党は一部の市民活動家中心の政党と見ている。そこで、既存政党と距離を置く小池氏に票が集まったと分析できる。

おおさか維新の動き

既存政党への不信感は大阪府でも見られた。特に大阪府の場合、経済が地盤沈下しているのもかかわらず、自民党大阪支部は、有効な経済対策を打てず、自分たちの支持者の利権を守ることに専念していると思われていた。

それが「おおさか維新の会」の人気の理由だ。

東京都の場合は、経済成長しているので、自民党東京都連の利権体質が表面化しにくかった。しかし今回の選挙で、自民党都連の利権、密室政治の体質が表面化したため、今後東京でも第3極の政党が支持を集める素地ができたと言える。

安部首相と「おおさか維新の会」の関係

安部首相と「おおさか維新の会」との関係は良好で、憲法改正についても政策は近い。今回、東京都知事に小池氏が当選したことで、小池氏が「おおさか維新の会」と合流すれば、「おおさか維新の会」は東京に大きな地盤を築くことになる。

自民党内部の親中派、親韓派と安倍首相と対立する可能性もあり、安倍首相と政策が近い「おおさか維新」の党勢拡大は安倍にとっても政権安定につながり好都合だ。

「おおさか維新の会」は党名変更する予定

「おおさか維新の会」は2016年7月12日の役員会で党名変更する方針を決定している。今後は、党名から「おおさか」という地域名をはずし、全国政党にふさわしい党名にする方針だ。

小池氏の立場

小池氏は組織力に頼らず、290万票で東京都知事に当選した。しかし、都議会の反対にあえば、都政運営はできない。したがって、「おおさか維新」が党名変更して全国組織になったならば、新「おおさか維新」と合流する可能性が高い。

維新の立場

「おおさか維新の会」は橋下氏が共同代表を退き、党の看板がいない状態で、大阪以外では、ほとんど当選できていない。小池氏が合流すれば、橋下氏に代わる党の顔となる。そして、東京都に一定の地盤を築くことができる。

小池氏の290万票があれば、衆議院東京選挙区で3人は当選できる。これは維新にとっても好都合だ。

まとめ

小池氏が「おおさか維新の会」に合流すれば、国政での第3極となる可能性がある。東京や大阪などの大都市を中心に既存政党へ不信感を持つ有権者の取り込みを図る。その先には、安部首相の後の首相も見えてきている。

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