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築地市場移転問題、豊洲市場の安全性は解決可能

東京都の築地市場移転問題で、新豊洲市場の地下の水から、ベンゼン、シアンは検出されなかった。しかし、環境基準以下のヒ素六画クロムが検出された。

この地下のたまり水は強アルカリ性であるとの指摘もされている。

これらにより、豊洲市場がいかにも危険なように報道されている。しかし、それには違和感を感じる。

実は、地下空間がある方が、対処しやすい

専門家委員会では、豊洲市場の土壌汚染対策として4.5mの「盛土」するべきと提案していた。

盛土をした後で、なんらかの問題が発生した場合、建物の下の土壌を再び掘り起こして「土壌改良」しないといけない。

この場合、粉塵が飛散するので建物を市場として利用することは不可能だ。

しかし、高さ約5mの地下空間があると、建物の地下部分だけで土壌改善をすることができる。

アルカリ性の水について

実は、普通のコンクリートは防水ではなく、水が浸透する。地下室の壁は地下水対策のため防水コンクリートで打設するのが普通だが、今回は防水コンクリートではなかったようだ。

地下のたまり水がアルカリ性であることは、地下部分のコンクリートを浸透してきた水と考えられる。それは当然のことで、何も問題もない。

コンクリートはアルカリ性でなければならない

鉄筋コンクリート造(RC造)は、内部に鉄筋があり、その周りをコンクリートで囲む構造になっている。

コンクリートがアルカリ性なので、内部の鉄筋が錆びないようになっている。

しかし、コンクリートが経年劣化して中性化してしまうと、内部の鉄筋が錆びる。鉄筋が錆びると膨張し、表面のコンクリートにひび割れが発生する。

これは建築業界では「アルカリ骨材反応」として、広く知られたことだ。

つまり、コンクリートはアルカリ性でなければいけないのだ。

ヒ素について

ヒ素は毒性が強い物質だが、実は人体にも微量に存在している。逆に人間の生存に必要な「必須元素」とも考えられる。

人体のヒ素は、食材由来のものと考えられる。カキ(貝)や車エビなどの魚介類、ヒジキなどの海藻類に含まれる。

したがって微量のヒ素が検出されたからと言って、必ずしも危険というわけではない。

それならば、ヒ素が含まれる魚介類を取り扱っている築地市場についても土壌の環境検査をすべきだと思う。

築地市場には「水爆マグロ」が埋められている

昭和29年(1954年)、マグロ漁船「第五福竜丸」はビキニ環礁近辺でアメリカ軍の水爆実験の放射能を浴びた。水揚げしたマグロも放射能汚染されていた。

この水爆マグロは、現在の築地市場の正門近くに埋めれている。

まとめ

今回、問題となっている豊洲市場の安全性についての懸念は、解決可能だ。

人体にも存在するヒ素の危険性を過大に報道している。

また、強アルカリ性のたまり水についても、コンクリート由来のものと考えられ、コンクリート打設直後には新築マンションからも検出されるものだ。

こんなことで豊洲市場が使えないとしたら、新築マンションには住めないことになる。

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