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イギリス・ヒースロー空港 第3滑走路建設 英国政府承認

ヒースロー空港(LHR Heathrow)

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英国政府は2016年10月、ヒースロー空港の3本目の滑走路(約3,000m)の建設計画を承認した。

ヒースロー空港はイギリスの首都ロンドンから西へ24kmのところにある空港で、現在滑走路2本(3,902m、3,658m)を持つイギリスの主要空港となっている。

現在の2本の滑走路は東西方向に平行して設置されている。第3滑走路も東西方向、つまり既存滑走路と平行に約3,000m滑走路を設置する計画だ。

第3滑走路の建設予算は160億ホンド(2兆円)で2030年の供用を目標とする。

現在のヒースロー空港の年間利用者は7,500万人、発着回数約48万回だが、処理能力が限界にきており、第3滑走路の建設が計画されてきた。しかし、騒音問題から第3滑走路建設計画の実現は遅れていた。

この第3滑走路が完成すれば年間1億3500万人まで利用者を増加できる。また、経済効果として空港関連従業員75,000人の雇用が見込まれている。

騒音問題

第3滑走路(約3,000m)は、既存の2つの滑走路の西北に設置される計画で、立ち退き予定家屋は750戸となる。

この第3滑走路建設計画は、騒音問題から拡張が延期されてきており、今後も建設が難航する可能性がある。

メイ首相は、各閣僚がヒースロー空港拡張に反対する発言をすることを容認している。ジョンソン外相は早くもヒースロー空港拡張計画に反対の意思表示をしている。

その他の空港拡張計画

ロンドン周辺の空港拡張計画は3つあった。

1・ヒースロー空港 第3滑走路建設計画

2・ヒースロー空港 既存滑走路を6,000mに延長する計画

3・ガトウィック空港(Gatwick airport)第2滑走路建設計画

ガトウィック空港はロンドンから45kmのところに位置し、滑走路は3,316mが1本設置されている。

他空港との比較

・パリ(フランス) シャルル ドゴール空港

(滑走路4本 4,215m、4,200m、2,700m、2,700m)

・NY (アメリカ合衆国)JFK空港

(滑走路4本 4,400m、3,459m、3,047m、2,559m)

まとめ

航空会社は空港利用料が上昇することを懸念している。閣僚のジョンソン外相が建設計画に反対するなど、このまま建設計画が実施されるかは不透明な部分がある。

しかし、メイ首相はイギリスのEU離脱の経済的損失を軽減するためイギリスのインフラ(原発、高速鉄道、空港)建設を推進する方針で、ロンドン周辺空港の拡張という路線は維持すると思われる。

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