業務米とは何か?米不足から値上げへ
2018/06/07
家庭でも外食でも、ご飯(お米)を食べるが、実は、制度上は違う種類のお米だった。
具体的にはスーパーで販売されているのは「家庭用米」、外食やコンビニのおにぎりは「業務用米」という種類だった。
米の種類 | 卸売価格1kg当たり | 内容 |
家庭用米 | 270円 | コシヒカリなどブランド米 |
業務米 | 230円 | レストラン用 |
飼料用米 | 30円 | 家畜用 |
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業務米不足
コンビニや外食で使用される業務用米の需要は近年増加しており、250万トンの需要に対して生産量は120万トンしかなく、130万トンも不足している。
これは、政府が減反政策を廃止し、飼料米の生産にシフトされるため、飼料米を生産する農家への補助金が10アール当たり、最大10万5000円に引き上げられたためだ。
その結果、業務用米から飼料用米へ生産を変更する農家が増加し、業務米が不足するようになった。
コンビニの「おにぎり」が小さくなる?
業務用米の値上げにより、コンビニでのおにぎりを5g程度小さくする動きもある。