科学

人類は火星以外に移住できるか?「プロキシマ・ケンタウリb」

2017/11/15

人類の移住先としては「火星」が有力だが、火星にはほとんど大気がない。

したがって、人類が火星に移住するためには、火星を「テラフォーミング」(地球化)しなければならない。

この「テラフォーミング」には数百年、数千年、数万年かかるとされる。そのため、火星以外の移住先を探す動きがある。
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火星移住計画

イーロン・マスク氏(46歳)は2002年に民間宇宙会社「米スペースX社」を設立し、2024年までに有人宇宙船を火星に送る方針だ。

またNASA(アメリカ航空宇宙局)も2030年前半に有人宇宙船を火星に送る計画を持っている。

イーロン・マスク氏の計画では40年~100年後に100万人を火星に送り込むという。

 

月面基地建設

地球から直接、火星に行くためには、地球の重力圏と突破するために大量の燃料が必要になる。

そこで「地球→月面→火星」という2段階の移動ならば、燃料を少なくでき、万人単位の人類を火星に送ることができる。

 

初期の火星移住

テラフォーミング前の火星に移住するには、火星の表面にモジュール(基地)を建設し生活しなければならないので数百万人以上の移住は困難になってくる。

 

テラフォーミングの方法

火星に二酸化炭素を発生させ、温暖化させる方法が有力だ。ただ、この方法では100年たっても数℃しか気温が上昇せず、テラフォーミングが完了するには数百年かかると予想されている。

 

第二の移住先

火星には大気がなくテラフォーミング(地球化)には数百年の時間がかかる。そこで、第二の移住先として、地球から最も近い太陽系外惑星「プロキシマ・ケンタウリb」が候補になっている。

「プロキシマb」(Proxima b)は2016年8月、ヨーロッパ南天天文台(ESO))などが発見した太陽系外惑星で、太陽系から最も近い(4.2光年)恒星「プロキシマ・ケンタウリ」(Proxima Centauri)の惑星だ。

 

太陽系外惑星「プロキシマ・ケンタウリb」

太陽系外惑星「プロキシマ・ケンタウリb」は、恒星(ケンタウリ・プロキシマ)から約750万km離れている。

ケンタウリ・プロキシマは「赤色矮星」という小さな恒星で、その質量は太陽の8分の1ほどしかなく、放出している放射線やエネルギーも少ない。

そのため距離は750万kmと地球と太陽のきょり億kmより近いが、恒星から受ける熱量は地球と同じ程度と考えられ「ハビタブル・ゾーン」(生存可能領域 Habitable Zone)である可能性がある。

 

NASAは否定的

2017年8月、米国航空宇宙局(NASA)は太陽陽系に最も近い恒星であるケンタウリ・プロキシマを回る太陽系外惑星「プロキシマb」について、恒星からの強力な放射線により大気が剥ぎ取られてしまい、地球のような大気が維持できず、結果として水や生命も存在できない環境である可能性が高いという研究結果を発表した。

この論文は7月24日発行の「The Astrophysical Journal Letters」に掲載された。

 

まとめ

現在のところ、太陽系外惑星「プロキシマ・ケンタウリb」については、研究がはじまたばかりで、人類が生存できるか どうかは確定はしていない。

やはり人類が最初に移住するのは火星と思われる。早ければ2030年頃には人類が火星に到達するかもしれない。

火星へ人類を送り込むために、重力の小さい月面基地を中継地として開発する動きがある。



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