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韓国 中低速リニアが運行8分で急停止、2016年2月

2017/11/12

韓国中低速リニア(仁川空港磁気浮上鉄道)

韓国が日本に次ぐ世界で2番目に実用化した「中低速リニア」が2016年2月に運行開始後わずか8分で急停止した。

 

韓国中低速リニアとは

韓国中低速リニア(仁川空港磁気浮上鉄道)は、日本の「リニモ」と同様に、常電導磁気浮上式鉄道で、仁川国際空港(インチョン空港)を起点に6駅、約6kmで2016年2月5日開通した。

2004年に事業化決定し、2012年に竣工していたが、試運転でトラブルが相次ぎ営業運転は延期になっていた。

無人自動運転で運行する。リニア車体とガイトウェイの間隔は8mmで、設計上の最高速度は110km/h、営業最高速度は80km/hとなっている。

当面、運賃は無料。

 

営業開始の背景

試運転でトラブルが多発し、営業を延期していたが、2016年2月中に中国の長沙で中低速リニアが開業することから、急きょ、営業運転を開始したとの見方もある。

 

急停止の詳細

時速60km走行から駅直前のカーブで時速35km制限のところ、車両速度が時速38kmになったため急停止した。

本来、車両は8mm浮上するように設計されていたが、浮力を失い線路に落下(接触)し急停止した。

 

急停止の原因

急停止の原因は、自動運転なのに速度超過したことから、速度センサーや伝達システム、ソフトウエアに不具合があったと思われる。

常電導磁気浮上式鉄道の技術は、日本とドイツが開発し、中国がドイツの技術を導入した。

したがってリニアの技術を持っているのは、日本、ドイツ、中国だけだ。

 

当ブロクの推測

韓国は中低速リニアの速度制御技術を、日本、ドイツ、中国から導入しようとしたが失敗して、通常の電車(鉄輪駆動)の速度制御ソフトウエアや速度センサーを中低速リニアに流用したのではないか?

 

 日本の新交通無人運転の速度制御方法

日本の新交通無人自動運転の場合、例えば60km/hの速度制限区間では、55km/hで走行し、前方に35km/hの制限区間があるとプレーキパターンから自動的に30km/hまで減速する。

したがって、無人自動運転中の速度超過は基本的にはありえない。

 

まとめ&補足

韓国リニアの急停止の原因は、速度を制御するソフトウエアのブレーキパターンに不具合があったと推定される。

韓国が独力でリニア用速度制御ソフトウエアを開発していたら、ブレーキパターンを変更するだけで、正常に動くはずだ。

仮にリニアの加速度が3km/h/sとしても、時速30kmから加速して1秒後には時速33kmにしかならない。速度センサーの計測間隔は1秒間隔でも制御できそうだ。

実際には、1秒間隔ではなく1/100~1/10秒間隔の速度センサーだろうが、それでも難易度が高いということはない。なぜ何年も不具合が解決できなかったが疑問だ。

ちなみに、日本のリニアの磁気浮上用センサーは1/4000秒間隔で計測制御されている。

 

韓国の技術力は?

韓国はDRAMや液晶で世界シェアトップクラスだ。しかし、製造装置や部品は日本製で、日本人技術者をヘッドハンティングして、開発・製造している。

日本メーカーと同じ製造装置、部品を使いながら日本メーカーより3~5割も安い価格で世界販売している。それでも韓国メーカーは数兆円の利益を上げている。

韓国のIT企業の韓国人技術者の人件費は年間700~800万円以上で、また日本人技術者へは年間2000万円以上払っていると言われる。

韓国メーカーの人件費が安いということはない。

韓国ITメーカーが数兆円の利益を上げている理由はだれも説明できない。

DRAMや液晶と言った製品は日本から製造装置や部品を買って、日本人技術者を雇用すれば生産できるので、韓国に技術がなくても製品を作れる。

しかし、リニアのように世界で3ヵ国しか技術を持ってなくて簡単に技術・部品を購入できない分野については韓国はまったく成功していない。



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