歴史

【世界遺産】イギリス・ストーンヘンジの謎が解明された?

2017/12/11

先史時代、イギリスのストーンヘンジ周辺には「アベニュー」という真っ直ぐな自然の道があった。

冬至の日に、アベニューの方向に太陽が沈むようになっていた。

そこに、人々は円形の土手(土塁)を作り、その周囲に木の柱を立てた。

5,000年前には、この木の柱の代わりに、「ブルー・ストーン」と呼ばれる石を円形に立てた。

さらに、その500年後、つまり今から4,500年前に「ブルー・ストーン」の内側に「ストーンヘンジ」が作られた。

 

ちなみに、「ヘンジ」は、内側に溝を掘った円形の土塁を意味する。

したがって、ストーンヘンジは正確には「ヘンジ」ではない。

 

ストーンヘンジの巨石はどこから運ばれたのか?

ストーンヘンジの巨石(最大50トン)は、40km離れた土地から運ばれた。

また1トン程度のブルーストーンは250km離れた土地から運ばれた。

先史時代、冬至は重要な意味を持っていた。冬至を境に、日中の時間が長くなるからだ。

ストーンヘンジ周辺から火葬された人骨が発見された。先史時代に火葬するためには大量の薪が必要であり、部族長など身分の高い人物であったとされる。

つまり、ストーンヘンジでは、冬至の日に、数十km、数百km離れた土地から部族長などが集まり、なんらかの祭祀を行っていたと思われる。

 

ダーリントン・ウォールズ

ストーンヘンジから約2.7km離れたダーリントン・ウォールズと呼ばれた住居遺跡から土器(食器)が数千個発見された。

さらに数万本もの豚の骨が発掘された。しかも、遠方から運ばれた飼育された豚と分かった。

生後9か月の豚が多かった。通常、豚は春(3月~4月)に出産するので、生後9か月ということは12月の冬至のときに食べられたと予想される。

紀元前2600年頃から紀元前1600年頃までの1,000年間、住民が住んでいたとされる。

 

誰がストーンヘンジを作ったのか?

今から4,500年前のイギリスには半遊牧民「ウィンド・ヒル人」と言われる。

その1,000年後にヨーロッパから「ブリトン人」がイギリスに移住したとされる。

 

エーヴベリー遺跡

エーヴベリー遺跡はストーンヘンジから27km離れたところにある遺跡で、大規模な溝と土塁で囲まれている。

この溝と土塁をヘンジという。

このエーヴベリー遺跡はストーンヘンジと共に1986年、世界遺産に登録されている。



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